トムプロジェクト

2016/02/17
【第785回】

いや懐かしかった!嬉しかった!...九州朝日放送株式会社(KBC)が発売した、DVD『栄光の西鉄ライオンズ~映像でよみがえる野武士軍団の記録~』この発売ニュースを聞き、即予約を入れ、いまかいまかと待ちわびたDVD。あの平和台球場入り口に至る坂道が何度も出てきて思わずホロリ...だってだって、小学校の頃、親父があの坂道の露天でラムネを売っており、おいらは少しでも西鉄ライオンズの近くにいたい一心でラムネ売りの手伝いをしとりました。最強のライオンズ観たさにファンがわんさかわんさか、この曲がりくねった坂道を歩いていました。ラムネもよく売れました。おいらの唯一の楽しみは、試合の終盤になると球場入り口のチケットもぎるアルバイトも居なくなり無料で入れることでした。貧しい球場でありながら、燦然と輝く我らが野武士軍団ライオンズの選手を目の前にして、キヨシ少年は目を皿のようにして見つめておりました。おいらもいつかこのグランドに立ってジャイアンツばやっつけてやるけん!

それにしても、稲尾、中西、豊田、大下、仰木...画像に写る選手を見ながら、あの日、あの時の博多の町が蘇ってきました。新聞配達、おきゅうと売り、氷配達、郵便配達、土方...よく働き遊びました。優しい娼婦のねえさんは今どこでなにしているやら...すべてが西鉄ライオンズを中心にまわっていた至福の時代でありました。

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こげな球団はもう出てこんばい...

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