トムプロジェクト

2016/03/09
【第793回】

明後日で5年になる...東日本大震災の復興費用には、国の計画では10年間で計32兆円が見込まれている。これを被災者で割ると1人あたり約6800万円に相当するのだ。でも、その多くは復興の名のもとに建設工事に充てられて、被災者の生活再建に直接支給されるのは約1%に過ぎないという現実。これは何を意味するのか?この国の戦後一貫してきた政治の姿が浮き彫りにされている気がする。どちらに顔を向けているかが如実だ...企業優先、ニンゲンが後まわしにされている行政の怠慢。この時期になって一斉に報道されるマスコミ、情報機関の権力に対する及び腰の姿勢も情けない限りだ。常日頃から必死こいて取材し、困難な日々を強いられている人たちの姿を伝えんかい!政治家なんかは期待できんのだから、真実の報道を伝えノホホン民族を目覚めさせ、選挙で国の形を少しでも変えるしか道はないんだから...ほんまに情けなかですたい!

昨日、金沢で最終公演を終えた「砦」の芝居のなかにも、故郷をダムのために追われた主人公の言葉が胸に突き刺さる。「公共事業...それは理に叶い、法に叶い、情に叶うものでなければならない。」

2020年のオリンピック止めちまえ!なんじゃい、又もや聖火台問題。あの偉そうな人たち、会議の高い日当貰ってなんの話してるんでしょうね...公共事業すなわち税金泥棒...これは立派な犯罪です。皆の衆、もっと怒らんかい!

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カエル椅子

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