トムプロジェクト

2016/05/16
【第816回】

唐組のテント芝居観てきました...蜷川さんが亡くなり、アングラなるものが昭和と共に遠くなってきている今日この頃、半世紀の長きにわたり変わらず新宿花園神社でテント芝居を興行している唐十郎さんには頭が下がります。新宿の新緑の中で聳え立つ紅テントを見ると何故かほっこりいたします。おいらにとっての演劇の原点かも知れません...テントの中で繰り広がる荒ぶる魂に何度打ち震えたことか...芸術、文化を超越してニンゲンの存在の凄さを魅せつけてくれました。亡くなった蜷川さんも、唐さんに影響され負けたくない一心で数々の傑作を創っていったに違いありません。

今回の演目は「秘密の花園」この作品は1982年に下北沢本多劇場のこけら落とし公演として、緑魔子、柄本明、清水紘治のトリオで上演され、その後劇団唐組が98年と99年に紅テントで上演している。聖と俗がクロスする唐十郎の傑作の一つだが、今回のヒロイン藤井由紀さんが素晴らしい。美人女優だけに、唐十郎の文体を身体化していく作業は並大抵のことではないのだが、唐さんとの長年の創作現場の中から遂に掴み取ったという感じがして嬉しくなりました。ラストに舞台後方の装置が取り払われ、花園神社の赤い鳥居に佇む由紀さん素敵でした。美しいスタイル、ルックスについつい魅とれてしまいましたよ...

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紅テント

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