トムプロジェクト

2016/10/07
【第875回】

この兄さん、えっこらやっこらチャリンコでスピーカー積み込んで新宿南口に出稼ぎに来ておりました...おいらが以前にも書いたルミネの刺激的なコピーをバックに、スコットランド民謡をヴァイオリン片手に奏でておりました。頭の被り物とのミスマッチがよござんすね。この通りはバスタ新宿(地上バスターミナル)が出来、道幅も拡大され大変な人通りです。これと併設して新宿駅直結の複合施設、ニュウマンもオープンし新しい新宿の顔になっています。この建物に入っているレストラン・カフェ皆お洒落で粋ですぞ。なんだか異国情緒を満喫でき得した気分になります...こんな場所でのお兄さんのスコットランド民謡いかがなものかな?おいらもスペインで大道芸をやった経験上、投げ銭がどれだけ放浪の旅の手助けになったかを重々知ってるもんで、兄さんにチャリンと投げ銭置いてきました。

道幅も広くなり、多くのストリートミュージシャンが自己ピーアールのために集まっているのだが、中にはなんじゃこりゃ?みたいな人も居てまさしく玉石混淆。時折、若いお巡りさんが始末書書かせて退去を促す光景を目にするのだが、全く姿を消すこともないので、これは一応仕事上やってますポーズなんで一安心しております。街の大道芸人が居なくなったときは恐ろしい社会の前触れかもしれません...街は劇場、いろんなドラマが転がってるはずです。その旗振り役が大道芸人。温かい目で見てやってくださいな...

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音楽に頼りすぎると...いいんじゃない!

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