トムプロジェクト

2016/11/02
【第885回】

昨日、東住吉小学校の同窓会に出席してきました...皆、古希を迎えたというのに元気一杯ですばい。世話人をしている村田さんが持ってきた懐かしい写真を手にして55年前の話で盛り上がりました。この日は違うクラスとの合同同窓会、その中の二人の女性が突然おいらに語りかけてきました。「学芸会で、こぶとりじいさんで良い方のじいさんやった岡田くんでしょう...私たちは後ろの方でウサギさんやってたよ。」おいらもびっくりしましたばい。そういえば学芸会で主役に選ばれ記念写真でこぶつけて中央で写っていた写真がありましたな...何故、おいらが主役に選ばれたのか、今でもよく分かりません。そんなに目立ちたりが屋でもなかったし、お金で役を買うほどの家でもなかったし、なんでやろ?そんなこと考えてたら、一人の女性が「可愛かったもんね...」そうかな、そんなことも思ってもいませんでしたばい。それにしても、あれやこれや、よく覚えてるもんだと感心いたしました。おいらは学校のことよりも、新聞配達、おきゅうと売り、氷配達、郵便配達などなど校外活動の方がよく覚えておりますばい。学校の勉強より社会勉強のほうに興味があったんですな。そりゃそうでしょう...戦後の街には大衆のとてつもないエネルギーが充満しとりました。学校では学べない人間学があちこちに転がってるんだから拾い集めては、己の中で勝手に楽しんでました。その中でも、社会から疎外されたアウトローの人達のミステリーに惹かれていきました。そうなんです、人生なんてミステリアスだからこそ面白いんじゃございません。学校で教わるもの鵜呑みにしてるから社会のトップに立つ人達、ことごとく想像力欠如のコントロールしか出来ない世の中になっちまったのかな...夜遅く塾帰りの子供たち見るたびに可愛そうに思えてなりません...いやいや、余計なお世話かもしれませんな、いい学校に入って、一流企業で働き、子供が出来、理想の家庭で成功双六上がりとほとんどの人が思ってるんですからね...いらんこと言いしゃんな!
それにしても、博多の魚はうまかですばい...

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黒ムツの煮魚

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