トムプロジェクト

2017/05/17
【第952回】

先週の金曜日、夜遅く荻窪の駅の改札を出たところに70歳代後半のおばちゃんが二人リュックを担ぎよっこらしょと出てきました。背中のリュックには、現代俳句の巨人、金子兜太さん筆による「アベ政治を許さない」の布きれをぶら下げていました。おいら早速声を掛けました。「こんな遅くどこに行ってきたんですか?」おばちゃん元気よく声を返してきました。「国会議事堂前に抗議に行ってきたんだよ...毎週、金曜日は私のお勤めです。」顔はしわごんちゃくだが、瞳はキラキラと輝いていました。「戦争は絶対にいけません!命ある限り戦争反対!」張りのある声で、道行く人目も憚らず、どちらかというと他人に聞こえるように宣言いたしました。いやいや、万国の労働者諸君、この歳になっても自分の意志を貫き未来の地球のために身体を張って行動しているんですぞなもし...一強安倍政権にお手上げ、ほぼ諦め状態で政治不信に陥り指を咥えている人達に喝ですな...今の法務大臣なんですか?とても人の上に立つ面ではございませんですよ...その上に無知、無教養、そんな人を大臣に任命し共謀罪を強行に成立させようとする現政権は恐ろしゅうございます。

元気なおばちゃんと肩を組み、戦前のきな臭い時代に逆行する流れに歯止めを掛ける責任があるんじゃございませんこと皆の衆。

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5月の空

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