トムプロジェクト

2017/10/30
【第1017回】

おいらが3年ばかり滞在した第二の故郷スペインでは大変なことになっとります。スペインで一番お金持ちのカタルーニャ州が独立を宣言。スペイン政府は猛反対で激しく対立、昨日なんかは独立反対派が大規模な集会を開き大混乱に陥ってます。おいらが長く住んでたアンダルシアは、実際働き者はあまり居ません。豊かな自然のあるものを食し、楽しい会話と恋に明け暮れ日々を祝祭のように過ごしています。生きていくことに一番大切なことを満喫し、家族を大切にしながら心豊かに生きている姿に、おいらは深く感動しました。そんなアンダルシアが、当然ながら大きな利益を生み出す下地があるわけがございません。そんな州に、カタルーニャの人達が汗水垂らしたお金を垂れ流されちゃたまりません!と怒り出したのでございます。おいらハポネスは両方の言い分よく分かりますが、何事も表があって裏があるのが自然界の法則です。富あるものが貧するところを助け合っていくのが国だと思うんですがね...それでなくとも世界は分断と差別が蔓延しつつあります。このままで進行していけば自ずから世界は滅亡の道を辿るでしょう...バルセロナに代表されるガウディの建築物はスペイン人の遊び心が満載、アンダルシアにはフラメンコに象徴される情熱と燦々と降り注ぐ太陽があります。どちらも、まさしくスペインです。おいらはなんとかうまく融合しながら、これまで同様スペインの魅力を世界に発信し続けて欲しいと願っとります!

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アンダルシア サロブレーニャ

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