トムプロジェクト

2017/12/18
【第1035回】

先週土曜日は錦糸町に劇団桟敷童子「標」を観劇...いつもながら劇団員全員の手作り舞台を堪能させて頂きました。丸太で組まれたセット、ラスト壁一面に飾られた千本を越える赤い風車、セット、小道具、衣裳など全てが共演者に見えるところが感動しますね。再来年で劇団旗揚げから20年になるそうです。芝居が好きで好きで青春を芝居に賭ける人達の熱い思いがストレートに客席に伝わってきます。時代と共にお洒落になっていきがちな演劇の世界で、人間の一番確かなアナログの感覚を忘れずに芝居を生み出してるこの劇団、おいらはいつまでも応援したくなりますな。

昨日は、昭和56年12月にオリエントレコードより「死ぬまでだまして」で歌手デビューした紀藤ヒロシのファンの集いに行って参りました。彼とは今から42年前に三國連太郎さん主演の舞台、戦後30年記念作品「カラフトの詩」で一緒になり全国を巡演しました。そのときに、まだ無名だった風間杜夫とも知り合いました。芝居そのものよりも、旅先で夜毎地元の居酒屋で飲みまくった記憶が鮮烈です。北海道での破天荒な夜遊びは、それはそれは想い出してもわっはっはでござんす。そのときの紀藤君、背丈と相反して随分と背伸びしたあんちゃんでした...そんな彼が歌手として活動を続けて居られるのも、彼のマメさと人間としての優しさではなかろうか。長年の付き合いになった杜夫ちゃんも、この日彼のために3曲絶唱してました。どんな職業であれ、人に好かれるのは最大の武器ですな...

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タワービュー通り

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そりの足音が聞こえてきます...

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