トムプロジェクト

2018/03/06
【第1063回】

昨日は福岡県行橋市での「Sing a Song」の公演に行ってきました。満員の中、俳優陣、スタッフも連日の公演にも拘わらず全力投球。戸田さんが登場すると拍手、大和田さんが登場すると更なる拍手。お客様も終始のりのりの環境の中で、最高の舞台でした。地方のお客さんに気づかされることがたくさんあります。まず第一に、何の予備知識なしに素直に芝居を観てくれること。第二に劇場を出てきた時の輝くような表情に、おいらも心が洗われる思いがします。まさしく一期一会、もう二度と会えることがないであろう土地に来て、芝居で出会えるなんてなんと素敵なことではなかろうか...良い芝居であれば、あの街、この町で語り継がれることは間違いないと思います。そして、この町、あの街から俳優、作家、演出家、美術家等々が輩出することがあれば、なんと夢がある仕事ではございませんか...この日、以前松下竜一さんの芝居でお世話になった方々が中津から9名来てくれました。皆さんの元気そうな顔を見ただけでうるうるしちゃいました。松下竜一さんと共に社会の歪みに敢然と闘ってきた梶原さんご夫婦、新木さんご家族、そして竜一さんのご子息健一さんご夫婦。めったに会えないけど、おいらは固い絆で繋がってますよ。今月中旬から松下竜一さん原作の「砦」の公演も始まります。今こそ、松下竜一さんの暗闇の思想が伝播することを願わずにはおられません。

終演後、俳優陣と共に食事に出かけました。魚も肉も安くて旨い「遊楽」で極楽の時間を過ごしました。一年に数回しか出回ってこない魚タケノコメバルの煮付けがめちゃ美味しかった。これは奇跡ですばい...そう言った店長が自ら店を空けラーメン店、行橋で歴史あるバーにまで案内してくれました。こんな親切な人はおらんですばい。ホテルに戻ったのが午前1時...ほんごつ今夜は最高!の行橋でした。

1063-1.jpg

行橋駅

1063-2.jpg

月曜日水揚げされたタコ

<<次の記事 前の記事>>