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年老いた男が 微妙でホノカナ恋心を抱いた

田舎のひなびた床屋で起こる 可笑しくも切ない騙し合い





INTRODUCTION



「子供騙し」は02年と04年〜05年にかけて全国各地で上演された。
ほのかで、切なく、ロマンチックな物語が二転三転しながら展開し、笑いが随所に散りばめられ、好評を博す。
たんたんと毎日が過ぎる中、ほんの少し感じる喜びや哀しさを、演じる三人の役者の“人生”が醸し出していた。今は亡き緒形拳さんも出演者の一人であった。

そして2011年、篠井英介、冨樫真の二人に高橋長英が加わり、新たなアンサンブルで“子供騙し”が繰り広げられる ー



STORY
      



舞台は田舎のひなびた理髪店。夜の七時過ぎ、営業を終えた店内で、従業員の佳子が店主の倉田の髭を当たっている。佳子がこの店で働くようになって一月半、倉田にとって彼女の存在が密かな喜びとなりつつあった。佳子と二人きりで過ごすひとときに、胸がいっぱいの様子だが、店の外は濃い霧が立ち込め、何かが起こりそうな予感…。
するとそこに、店の扉を開け一人の男が入ってきた。霧が晴れるまで休ませてほしいと言うが、どうも様子がおかしい。普通の勤め人ではなさそうだ。やがて霧が晴れ、男は出て行くが、なぜか怯えている佳子。そして戻ってきた男が語ったのは、意外な事実だった。


出 演 者
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篠井 英介

 

 

高橋 長英

 

 

 冨樫 真

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