初演: 2002年1月30日〜2月10日 本多劇場
2002年2月12日〜3月15日 地方公演
出演者: 片桐はいり、光浦靖子、山田花子

笑いの質にこだわり出した頃から芝居の本数が増えた気がする。芝居は制約が少ない。自分の好きな世界を作ることが出来た。そのほとんどが男たちの話だった。男の滑稽さが好きということもあるが、仲間内で作ってきた結果、そうなってしまった。女だけの芝居は今回が初めてである。これも何かの巡り合わせなのだろうが、快挙と言えなくもない。それにしても強力な三人が顔を揃えたものである。戦力としては申し分ない。男の喜劇ばかりを書いてきたが、この芝居は女の喜劇なのだろうか。いやもう少しシリアスで乾いた感じ、つまり彼女たちの持っている雰囲気がそのまま出るような芝居になればと思っている。片桐はいりが投げる変幻自在なボールを必死に受け取る光浦靖子。受けそこなってとぼとぼとボールを拾いに行く山田花子。そんな感じの……。
水谷龍二

美術 加藤ちか
照明 橘田克美
音響 半田 充
衣裳 花田裕子
舞台監督 土居三郎
写真 福井健二
宣伝美術 鈴木志歩
プロデューサー 岡田 潔
協力 オフィスまとば・人力舎・吉本興業



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