初演: 1998年4月2日〜7日 
紀伊國屋サザンシアター
出演者: 高橋和也、小林克也、千葉哲也、菅原大吉、 植野葉子、初瀬かおる、築出静夫、西村ヒロ、 大出勉、春山剛、武井美代子

芝居は役者から生まれることもあれば、音楽から生まれることもある。 今回はブルースでいこう、そう思ったのは高橋和也が口ずさんだブルースがえらくよかったからだ。

それからブルースを買いあさり、毎日聴いた。

「俺をなびかせておきながら、おまえの男が来るなんて」生活そのものが歌になっている。
飾りがない。そこがいい。舞台は墨田川の川沿い。

そこに暮らすホームレスと周辺の人々が
織り成す物語――。

その物語が一曲のブルースになれば
いいなと思っている。

作・演出 水谷龍二
美術 松野 潤
照明 五十嵐正夫
音響 原島正治
衣裳 山名悦子
舞台監督 武川喜俊
プロデューサー 岡田潔



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