あとはとなれとなれ
水谷龍二  演 出 高瀬久男
出 演 竹下景子 宇梶剛士 岸田茜
専業主婦にみきりをつけて足踏み入れた旅一座
涙、涙の初舞台!!



【イントロダクション】



ここ数年、演劇の世界で人情喜劇の路線を確立したのが水谷龍二である。
彼の描く世界は、ごく普通の人達の目線でドラマを構築していく。
嘗ての大衆人気劇作家、菊田一夫がそうであったように人間のこまやかな機微に非常に敏感な作家である。
03年には「風間杜夫ひとり芝居 三部作」で日本演劇協会賞を受賞している。
演出の高瀬久男は大胆にして緻密、緊張感溢れる舞台を次々に生み出し、読売演劇大賞優秀演出家賞や
毎日芸術賞、朝日舞台芸術賞、紀伊國屋演劇賞、文化庁芸術祭賞など数々の演劇賞を受賞している。
今最も注目を浴びる演出家の一人である。
「あとは野となれ山となれ」はこの異色の二人の組み合わせと、竹下景子、宇梶剛士、岸田茜という個性溢れる
魅力的なキャストでお贈りする。

長年専業主婦を続けてきた竹下景子演じる万里子が、一大決心の末、第二の人生を歩み始める。
「主婦にも定年があってしかるべきだ!」
ごもっともなテーマを掲げるこの作品は初演(2011年)で観客から拍手喝采!
大好評を博しました。
全国各地、多くの要望により再演が決定です!!



  


【あらすじ】

主婦にも定年があってしかるべきだ!!


赤城万里子。プロゴルファーと結婚し、息子が一人いる。
夫は愛人宅に入り浸り、息子はまともに働かず、いわゆるニート状態。
そして当年とって55歳の万里子は家を飛び出した……!!

「専業主婦に見切りをつけて、離婚覚悟の一大決心、あとは野となれ山となれ」

飛び込んだ先は、十年前から贔屓にしていた大衆演劇の旅一座である。
そこにいたのは、座長の千羽旭と、若い女座員りん。
他の座員は座長の暴走でやめてしまっていた……

そして、三人は一座を立て直す為に新作の創作にとりかかる。
時代劇が大好きな万里子と時代劇のことをほとんど知らないりんに挟まれて、
座長は台本を書き始めるが上手くいかない……

次第にそれぞれの過去とかかえる苦悩が浮かび上がる。
そして三人は大衆演劇の神様・長谷川伸の世界を目指し始める。

果たして、一座の復活をかけた新作は完成するのか。
大衆演劇を舞台に繰り広げられる人情喜劇の決定版!!!




  




初演時お客様からいただいたアンケートの一部をご紹介いたします!


それぞれが個性的で楽しめた。いい味を出していたはじけた演技で、じんと来て笑えた。 
40歳 男性



大好きなチャップリンを取り上げてくれたので大衆演劇を知らない自分でもかなり楽しめました。
みんなサイコー!ラストたまらないいですね! 
42歳 男性




楽しさの中に哀愁をおびた作品で各々の個性がひきたち時間を忘れられました。
ありがとうございました。 
66歳 女性



ただただ楽しい、ということを初めて体験したように思います。大衆演劇の心でしょうか。 
58歳 女性



今日の話の続きが見たくなりました。とても楽しかったです。
初めて観る演劇でしたがハマりそうです!! 
51歳 女性



お芝居が好きな人達の話なんだな、と思いました。芝居なのか練習なのか、という感じで役者の皆さんの
楽しそうな雰囲気が伝わってきました。見終ってなんか元気になれる。ほっとしたお話しでした。
53歳 男性



ほのぼのとして、後からおかしさがこみあげてきました。竹下さん、宇梶さんもいいですね。
岸田さん、将来有望です! 
61歳 女性



役者さん自身が楽しみながらステージに上がっている感じがとても楽しめました。 
66歳 女性



とても楽しい舞台でした。日常を忘れて楽しませていただきました。又、来たいと思います。
ありがとうございました。
63歳 女性



笑いあり、最後はホロっと涙ありの楽しい舞台でした。続きがあればぜひ見たいです。
49歳 女性



今は的なテーマです。三俳優の持ち味が出ている。舞台にリズムがあり観客を楽しくさせている。
72歳 男性



3人の個性が際立っていました。宇梶さんがはまり役!ラストもニンマリしてしまいました。
27歳 女性



小劇場では、少ない人数での芝居が生きると思うので、今日のスタイルは好みでした。
3人の個性がぶつかりあうこともなく、この芝居のいい味になっていました。
3人の役柄、演じ方、絶妙なハーモニーでした。
40歳 女性



  

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