【第162回】
寝る前に30分jazzを聴くのが至福の時間です。
20代の頃、新宿のDIG(今の新宿アルタの裏、今もあるロールキャベツのアカシアの3Fにありました。)に通った習慣が今も残ってるのかな…あの頃は一杯のコーヒーで3時間粘り、いろんな本を乱読しておりました。
私語は禁止、皆、難しい顔してコルトレーン、マイルス・デイビス、セシル・テイラー、セロリアス・モンクなんぞを聴いておりました。
そんな佇まいが気に入り、親爺になったらjazz喫茶でもやってのんびり暮らしたいな…なんて能天気な妄想に駆られながらjazzレコードを買い漁りました。
その頃のLPレコードは2000円。一日バイトしたお金でも買えなかった高価なモノを何と2000枚ぐらい買いました…思い込んだら何処までもの性格はいくつになっても変わりませんな…今、あの頃妄想した年齢になりましたが、jazz喫茶の親爺の夢は果たせていません。
まだまだ捨てた訳じゃござんせん!今日も寝る前に、去年亡くなった大好きなピアニスト、エディ・ヒギンズの曲を聴きながら見果てぬ夢を見続けます…
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