トムプロジェクト

過去の作品 一人芝居

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辰巳琢郎ひとり芝居

乗りおくれた 夜明けに


【作・演出】ふたくちつよし
【出演】辰巳琢郎

2001年6月27日~7月1日【初演】博品館劇場
2003年【再演】

 

早朝のプラットホームは、一日のドラマの始まり。
そして、様々な人間模様が行き交う万華鏡のような場所。
ある朝。一人のサラリーマンが、いつものプラットホームで見たものは...。


クイズ番組の常連で、偏差値俳優として異名をとる辰巳琢郎。
品格、知性、遊び心が三位一体になった日本では珍しい俳優の一人に挙げられるのはなかろうか。
京都大学在学中に関西一の人気劇団「そとばこまち」を主宰し、関西小劇場の先駆けとして数多く
の作品を企画・演出・主演・製作していった手腕は、やはり非凡なものを感じさせる。
今でこそ、TVでおなじみの顔ではあるが、彼の原点はやはり舞台なのである。
ましてや一人舞台は辰巳琢郎のオールマイティなものを引き出すには格好の場である。


【あらすじ】
東京近郊の新興住宅地にある私鉄のプラットホーム。まだ夜の明けきらない秋の日の早朝。
ホームの階段から、この近辺に住む平均的なサラリーマン合田和彦が降りてくる。
手には大きなバッグを持っている。
ホームに滑り込んでくる一番電車を待っている間に、駅長をはじめ、いろんな登場人物が和彦に関わってくる。
プラットホームは、人間が行き交うドラマチックな場所。会田和彦が夜明け前に見たものは......。
人の生死が問われている昨今、一人の男の人生を通して生きることの尊さを問う。