トムプロジェクト

2021/04/19
【第1471回】

昨日、埼玉県志木市民会館パルシティホールで「Sing a Song」の公開舞台稽古を上演してきました。建前上稽古を公開するということになってはいるんですが、実質上本公演と同じです。役者さんもマスクを外しての芝居となりました。このご時世、稽古中はずっとマスクをしたままの稽古でした。少しでもリスクを避けるための仕方のない対応でしたが役者さん良く頑張ってくれました。ようやくこうして再演できたのに、まさかのコロナの再延、またしても苦難を強いるのかコロナ野郎と苦々しく思うのですが、なんとかコロナ網を潜り抜け公演を成就させねばなりません。この日も万全の態勢で無事公演を終えることが出来ました。お客様の温かい声援が何よりも強い励みであり後押しでした。アンコールの拍手もいつもよりヒートアップしてた感じがしました。終演後、楽屋に行き、少しでも会話を少なく時間も短くとプロデューサーのおいらも随分と気を遣いながらの対応してまいりました。いつもだと帰りに一杯やりながら当日の芝居の仕上がりなど含め歓談するのも芝居屋さんの楽しみの一つなんですが、もしや感染すれば今までの苦労も一瞬にしておじゃんになってしまうんですからここは自粛するしかありません。

27日から愛知県、東京公演、そして関西、中部北陸と6月一杯46ステージを予定してるのですが、このコロナのまん延でどうなることやら?安心して眠れませんがな...と言ってもおいらには芝居の神様が付いておりますけん大丈夫じゃないかしら...とポジティブに思っとります。

1471.jpg

キャベツの花

2021/04/16
【第1470回】

昨日、「Sing a Song」錦糸町稽古場での最終稽古を観てきました。マスク着用での稽古、俳優さんも大変だと思いますが芝居は完璧に仕上がっていました。戸田恵子さん演じる歌手三上あいこの台詞「早く戦争が終わって、みんなが好き勝手に歌を楽しめるようになればいいのにね。」この言葉がそのまま、今回の芝居をコロナ禍のなか駆けつけてくれたお客様に対する希望のメッセージになればと思いました。コロナもまさしく戦争です、この非常時に人はなにがしかの救いを求めていると思います。芝居がその一助になれればとキャスト、スタッフ一丸となって感染対策も含めて稽古してきました。日々増え続ける感染者、そして新たな変異株の問題、はっきり言ってアチャ~と悲鳴をあげたいところですが、ここで引き下がるわけにはまいりません。どんなに警戒しても、眼に見えないコロナちゃんだけに困ったもんでございます。

もうそろそろ堪忍してや!全世界の人たちが戦争は止めにします、環境を大切にします、もう金品に対する欲望もいいかげん止めにしますなんてことを頭下げてコロナちゃんに申し立てすれば許してくれるかもしれませんな...

政治家、行政の人たちの自粛要請の掛け声にも関わらず、人は相変わらず飲食し不要不急の外出をしています。片やオリンピックもやるのかやらないのか?いつになってもおかしなニッポン...どうすりゃいいんでございましょう?うん、つまるところは自己防衛しかありませんな。

1470.jpg

スカイツリーさん
見守ってちょうだいな!

2021/04/14
【第1469回】

今日の東京久しぶりに雨が降りました。若葉に降り注ぐ様がとても美しい!コロナのことも暫し忘れさせてくれます...つい最近も親類の訃報が届きました。こんな時期ですからお線香をあげにも行けず、唯、懐かしい日々を想い出しながら手を合わせました。もうかれこれ7年前に古都奈良から上京され、共に飲食しながら楽しく歓談していたのですが、おいらのサプライズで新宿ゴールデン街に誘い出すことにしました。世界に誇るディープな世界にビックリしながらもキラキラした表情は強く記憶に残っています。まるで子供に戻った如く無垢な魂も垣間見た瞬間でもありました。

生者必滅、会者定離...生まれてくるものは滅び、出会っても別れる定め。その通りではあるが、死しても、かかわった人、あらゆるものに生きた証は歴然として残ります。その記憶が記録として、残された人をサポートし、共に歩む力になることは間違いない事実です。おいらの世代、これからも沢山の別れがあると思います。勿論覚悟はしてますが、おいらに蓄積された想い出の財産はいつも生き続けおいらを励ましてくれてます。

福島第一原発汚染水、海洋放出...きれいな海、そこに住む魚、そして漁業に携わってる人達、なんとも納得しづらい決定だと思います。天災然り、コロナ然り、場当たり的な対応しかできないこの国の現状あまりにも悲しすぎて涙も出ませんばい。

1469-1.jpg

1469-2.jpg

萌える新緑

2021/04/12
【第1468回】

今日から東京もまん延防止が始まりました。でも、街は緊張感もなくコロナ慣れした人たちが何事もなく行き交う光景がなんとも不気味な気がしました。

先週の土曜日、映画「ノマドランド」観てきました。画面から漲る圧倒的な人間の存在感に恐れ入りました。アメリカの社会から零れ落ち、自ら選択したノマド(遊牧民)の淡々とした生き方のなかに孤独と、過去と、自立と、自由とどのように折り合いをつけていくか...アメリカの荒涼とした大自然の中でくり広げられる時空間は、まさしくこれからの世界をどう舵取りしていくのか観客の想像力を問う作品だと思います。安っぽい連帯、ヒューマニズムなんかより、この孤独からこそしか、もう一度世界を立て直し構築するしかないのではないかと思える作品でした。

何といっても主演のフランシス・マクドーマンドが素晴らしい。2017年にアカデミー主演女優賞を受賞した「スリー・ビルボード」を観た時にも凄い女優さんだと思ったのだが、今回もノーメイクで居るだけの存在感で勝負できるなんて、さすが映画の国アメリカだ。日本でも生きてきたそのすべてを飾ることなく勝負できる俳優さんが出現して欲しいなと思うのだが、今のテレビ、映画産業の状況下では無理でしょうな...この映画も想い出も、モノも捨てていくことがテーマなのだが、役者の演技だって同じことだと思う。余計なものをそぎ落とし何もしないことが究極の演技だと思うのでございます。

1468-1.jpg

1468-2.jpg

1468-3.jpg

稽古場近くの横綱公園

2021/04/08
【第1467回】

あちゃ~東京もまん延防止要請決定。緊急事態宣言とどう違うのかな?国も行政も打つ手がなく新語を作って目先を変えるしかないのかな...なのに、満面の笑みで聖火リレーを実施し、沿道を埋め尽くす観客から声援が飛び出す始末。これはもはやマンガですな...あまり好みでないあの楽天の親分もさすがにオリンピックは中止すべきと言っておりますし、早く結論を出さないといけないんじゃないかしらと思うんですがね。

こんな状態でありながら春のお花は次から次へと花を咲かせています。なんだかきれいなお花さんから頑張れよ!とエールをいただいているみたいです。木々に芽吹く新緑の美しさを見る度に命のありがたみをつくづく感じます。ここ何年かで亡くなった6人の親友との楽しい日々が何故か想い出されます。かれらも、コロナの感染にはさぞかしびっくりしているでしょうね。でも、あっちの世界にも違ったウイルスが蔓延しているかも知れませんな。

いずれにしても、いつまでも美しいものを見続けて死んでいきたいもんでございます。

 

美は訓練である。金が万能という刷り込みの世で長年戦って疲れ果てた皆さんの前にいきなり美を持ち出しても、戸惑うばかりはわかっている。だから、少しづつ皆さんに訓練を施したい。皆さんが金と生活に苦しんでいる間、ぼくは貧に苦しみ、美によろこんできた。

美とは、殉ずるに値する、唯一の地上の宝である。

 

と、画家の亡き堀越千秋さんもおっしゃっております。美しいものにどれだけ接し日常に活用していけるか?これこそが楽しんで生きる極意かもしれませんな。

1467-1.jpg

1467-2.jpg

地上の宝

2021/04/06
【第1466回】

東京は桜も散りましたが、又、少し寒さが戻ってきました今日この頃でございます...先週の土曜日から「Sing a Song」の稽古が始まりました。昨年のコロナ感染を受け旅途中で公演を中止せざるを得なかった作品です。初演で戸田恵子さんが第43回菊田一夫演劇賞を受賞し、大和田獏さんはじめ他の役者さんの個性的な演技も高い評価を得たなかなかの芝居でございます。まさか!一年後はコロナも収束し思い切り芝居が出来ると思っていただけに、この現状には正直言ってまたもや苦難を強いられてるなと思います。でも、昨年の9月以降4本の舞台を東京、地方で何とか乗り切ってきたので、ここはネガティブに考えないでポジティブシンキングでコロナの波をかわしていきたいと思っています。これまでの4公演で感じたことは、コロナが及ぼす閉塞感を芝居の持つ魅力で随分と開放できたとの意見を多数いただいたことです。こんな状況でのなかでもアクティブな発想が何かを動かすことは自明の理です。だから芝居をやり続ける!お客様もリスクを承知で劇場に駆けつける。舞台と客席との空間を、舞台人と観客が共有して創り上げる時空間の素晴らしさは体験したものしかわからないと思います。この時空間が芸を生み、客席の呼吸で芸が工夫された芝居の歴史をコロナごときで中断するわけにはいきません。

漆黒の闇に灯りが入り、セットが建てられ、客席に観客が埋まっていく過程を眺めながらワクワク、ドキドキしながら過ごしてきたこの夢の時空間がいつまでも継続できますように...ここは演劇の神さんにお願いするしかありませんな。

1466.jpg

今年もありがとう!又来年待ってます...

2021/04/02
【第1465回】

散る桜 残る桜も 散る桜...ひらひらと舞い散る桜の最後の舞は本当に美しい。咲かせてくれた自然に対して感謝の気持ちを込めて落ちていく。どんな生き物も誕生したからにはやがて死が訪れる。自然界の掟を、こんな情景であらためて教えてくれるこの季節の桜のなんと潔いことか...これを見せられて、人はどう生きた方が幸せなのか?よーく考えてくださいませ。そんな桜とは違う、大きな幹にこれでもかという執念で咲いている桜を見て、おいらはなんとでも咲いて見せる!という執念と、ひっそりと可愛げに咲かせていただきますというけなげさを同時に思い致す次第でございます。森羅万象、生き物はいろんな姿形を変えて他の生き物にクエスチョンを投げかける。これを受け止める感性、思考、行動がその人の人生を決めるといっても過言ではないと思いますよ。

いやまた、マンボウなる言葉が世の中を騒がせています...おいらなんてこの言葉からマラカスを手にして愉快に踊るマンボチャチャチャ♪を連想しますな。コロナに合わせて一同楽しく踊りましょうなんてことになったら一大事でございます。せいぜい省略しても、まん延防止でしょう。それにしても、次から次言葉を変えて世の中の空気を換えようとしても大衆はもううんざりでございます...それにしても連日にこにこしながら聖火リレーしている画像を見るにつけ何か変だと思わない?これこそが不条理演劇じゃないかしら...

1465.jpg

なにがなんでも...
いや、ひっそりと。

2021/03/31
【第1464回】

いやいやまいりました...プロ野球開幕したばかりというのにソフトバンクの強さというより層の厚さに、今年もぶっちぎりのリーグ制覇、日本一になっちゃうんじゃないかしらと不安になりました。とてもライオンズのいっぱいいっぱいの戦力と比較すると心配しますがな。逆転されても、いぶし銀みたいな選手が代打で出て試合をひっくり返すんですから余裕すら感じます。我がライオンズも何とか3勝1敗でいいスタートを切りました。ブランドン、若林という新人を積極的に使う辻監督いいですね。金満チームに選手を盗られても若い獅子達が育ってくるライオンズのチームカラーが好きですね。野球は金じゃないんだぞ!というところを見せてくれるだけでも応援し甲斐があるってもんでございます。

いやいやまいりました...厚生省、更生しろ!と叫んでもいまや馬耳東風でしょうな。あきれて言葉が出ませんがな。ほんまに危機感、使命感のない人達がこの国を司っている悲劇です。コロナ感染第四波が来るっていうのにただ単なる傍観者集団。本当に納税者は怒らんといけませんぞ!こんな自然に恵まれた国の春爛漫の季節におっかなびっくり状態で過ごさないといけないなんて情けない話です。

でも、樹木、草花は、怒りを諫めてくれるがごとく美しい光景を繰り広げてくれます。感謝感謝です...

1464.jpg

春の恵み

2021/03/29
【第1463回】

先週土曜日、杉並区善福寺緑地公園に行ってきました。さすがにいつものシーズンに比べて花見客も少ない気がしました。シートを敷いての飲み会禁止の看板が掲げられてるのにも関わらず無視している若いグループも何組か見かけました。こんな輩から感染していくんだろうね。コロナ慣れ、そして何の手を打つことなく一方的に自粛の連呼を呼び掛けるだけの政治、行政に対する諦めからきた行為なのかな...でも、どんなことがあってもひとりひとりの自覚行為がなければコロナの収束はあり得ないということを徹底しなくちゃコロナエンドレス状況は続くに違いありません。

それにしても、現在進行中の聖火リレー、なんとも珍奇な光景にしか映りませんがな...復興の証としてスタートした福島なんぞは笑っちゃいます。走るところだけ整備して、いまだ倒壊し、ままならない町を走りもしないし絵も写さない。おいおい、誤魔化してんじゃないぞ!と言いたい。汚辱に塗れた今回の東京オリンピックを象徴してるようでございます。外国から選手が派遣される情報もなく、日本選手権大会でもやろうとしてるんじゃないかしら?さすがに国も都も気勢が上がらないどころか口数少なくなってきましたね。

開幕したプロ野球の観客の数も驚きました。まあ、声をあげないから少しは大丈夫とは思いますが、あれだけ多くの人達が移動し集まってるんですから危ないなとは思いますが...いずれにしてもコロナとうまく付き合っていくしかこの国の方策はないんでしょうね。こちらも来月から2本の芝居の稽古が始まるのでしっかりと準備してかかりたいと思っています。

1463-1.jpg

1463-2.jpg

善福寺川緑地公園

2021/03/26
【第1462回】

今日から待望のプロ野球が始まります。昨年よりコロナ感染者が圧倒的に多いのに(昨年の3月25日96人、昨日は1917人)開幕なんて言うのもなんだか複雑な心境なんですが、ここはコロナで閉塞感に陥っている現状にパット明るい灯をともして欲しいもんでございます。おいらのライオンズ愛も70年になります。寝ても覚めてもライオンズ...おまえ仕事よりも家族よりも友人よりもライオンズの方が大切なのか?なんて聞かれたことも多々ありました...でも、おいらの生活のリズムに不可欠なひとつであることは確かです。少年の頃、西鉄ライオンズの選手になることは大きな夢でした。

その夢を未だ追い求めているわけではないのだが、人生の節目節目にライオンズがひょっこり顔を出してきたのも事実です。やはり、西鉄がクラウンライターズ、太平洋クラブに身売りされたときはショックでした。そして、所沢に来たときは涙がチョチョ切れましたでございます。でもライオンズの名前が継続されたので西武ライオンズも応援することが出来ました。この野球シーズンに応援するチームがないなんて、とても寂しゅうございます。野球は本当に奧が深いスポーツです。一投一打のなかにドラマがあり、人生のヒントになるものがたくさん詰まっています。今年はコロナ感染予防の中での開催で鳴り物、声出しも禁止されるのでじっくり野球そのものを堪能できるのがとても嬉しい。昨年は一度も球場に行くこともなかったのですが、今年は改装なったメットライフ球場(西武ドーム)に行ってみようと思っています。ビール飲みながら若獅子の活躍を、そして今年20年目栗山巧選手の2000本安打達成をこの目で確かめることが出来れば言うこと無しですね。今年は優勝しますぜ...頑張れ!頑張れ!ライオンズ!

1462.jpg

ピンクと黄の競演

1