トムプロジェクト

2025/07/16
【第2061回】

今朝、米大リーグの第95回オールスター戦がライブ放送されていました。レッドカーペットを奥さんと歩く大谷翔平選手、いつ観ても爽やかですね。野球小僧がそのまま大人になったところが素敵です。そして野球の本場で二刀流なんて離れ業をやってしまうのですから日本の野球も随分と進化したもんです。試合には出場はしなかった菊池、山本両投手も堂々とベンチに鎮座しておりました。それにしても大リーグの一流選手のパワーとスピードは、まだまだ日本と比較にならないものがあります。一瞬にして試合の流れが変わってしまうスリル満点の試合が、今尚アメリカの人たちを魅了しているに違いありません。そして、みんないい顔していますね。来てもらったお客に何をやれば喜んでもらえるかを日々考えながらプレーしている姿がそのままストレートに表れています。現在の大リーグは、アメリカ以外では史上最高の21カ国から全体の29%に当たる254選手が登録されています。とりわけドミニカ共和国、ベネズエラ、プエルトリコ、キューバなど中南米の選手の活躍が目立ちます。そのなかに割って入った日本人選手。どんなスポーツ、仕事にしても自国民だけでは成立しない世界になっています。

この日本も同じです。異国の人たちの労働力無くして社会は成り立ちません。この猛暑のなか建設現場で働いている人達の多くは異国の方たちです。「きつい、汚い、危険」いわゆる3K労働を若者が敬遠していることが原因です。そんな状況でありながら外国人排斥が選挙の争点になるなんて...ほんまにこの国おかしくなっていますね。

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昭和31年博多の野球小僧

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