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黄色い叫び


【作・演出】中津留章仁
【出演】斉藤とも子 原田祐輔 山崎大輝 中嶋ベン 長尾純子 
    太平 岡田優 伊藤壮太郎 足立英 辻井彰太

2019年3月20日~3月26日 全労済ホール/スペース・ゼロ
2019年3月29日・30日 大阪市中央公会堂 大集会室

 

あの衝撃作を、待望のリメイク!


作・演出の中津留章仁は劇団トラッシュマスターズの主宰である。
現代社会に潜む諸問題を掘り下げ、未来志向の想像力により観る者をひきつける
ダイナミックな劇作と演出を駆使し、骨太な作品を発表し続けている。
本作は2011年4月に上演された。その上演前の執筆中に東日本大震災が発生する。
苦慮した末、実施を決定し、さらにそれまで書いていた脚本を捨て去り新たな物語を構築した。
それが災害を題材とした「黄色い叫び」なのである。
中津留氏曰く、「被災地での子供たちはきっと画用紙がなければ大地に絵を描き、音楽がなけれ
ば自ら歌を口ずさむ。道具がなくてもままごとなどのごっこ遊びを始める。
例え住む家がなくても、明日に不安があったとしても、人は芸術にふれられずにはいられない。
"芸術とは生きることそのものであり、人間らしさを取り戻す最善の行為だと私は信じている"」
ここ数年、世界中で自然災害が後を絶たない中、人が人間らしく「生きる」ということの意味を、
いま考えなければならない。


【あらすじ】
とある地方の田舎の公民館。
青年団のメンバーが祭りの為の会議に集まった。
外は台風が近づき、雨足が強くなり始めている。
祭りから、災害対策まで話が及び、会議は紛糾する。
自然災害と人災、都市と過疎地の諸問題が浮き彫りになっていく。
やがて会議は終わり、解散したのも束の間、付近で土砂崩れが発生。
道は完全に遮断され孤立状態に陥った公民館。
そして一人が土砂に巻き込まれ、流血したまま公民館に運び込まれた......