【作・演出】東憲司
【出演】新妻聖子
2011年1月25日~1月30日【初演】赤坂レッドシアター
2013年8月20日~8月24日【再演】両国シアターΧ
夢と希望とロマン溢れるひとり芝居「青空...!」
青空...!観たら、あなたもきっと元気になれる―
新妻聖子一人芝居の作/演出の依頼を受けた。手強い仕事を引き受けてしまった。
...ふと無限に広がる真っ青な空が浮かんだ。何もかも呑み込んでしまう青空...
『青空』と言う題名にした...苦しみも哀しみも突き抜けた先にある青空を舞台に
浮かび上がらせたいと思った。
すべてを包み込む、青空の美しさと優しさと、切なさと...
舞台は、青空とは反対の日の光も射さない防空壕...
登場人物はたった一人...彼女は何かと闘っている。
誰かの願いを、誰かの想いを引き継ぎ戦っているのだ...彼女は足掻き、泣き、
挫折しながらも挑戦を繰り返す。
彼女は戦い続けるのだ...きっと彼女はお転婆で、泣きべそだ...そんな彼女を見守るのは、
彼女が大好きだったお婆ちゃんである...彼女はお婆ちゃんの意志(遺志)を引き継ぎ戦って
いるのである...それは、もしかしたら平和の為の戦いかもしれない...
お婆ちゃんの為に...自分自身の為に、彼女は戦うのである...
―作・演出 東憲司―
【あらすじ】
小学校教師の村野五月は可愛がっていた生徒とのトラブルで退職に追いやられた。
ある日、お祖母ちゃんが五月に書き残した分厚いノートを発見する。
それには防空壕での暮らし方や、昔の情景、楽譜などが書かれている。
お祖母ちゃんは戦争が終わった後も一人防空壕で生活していたのだ。ノートの題名は「青空」。
五月は意を決してその防空壕にやってきた。
防空壕の中は折り紙で作られた動物たちがいる。まるで紙の動物園のようである。
そして五月は製作途中の大きな大きな紙のキリンを発見した。
ノートにはお祖母ちゃんが五月がキリンを完成させるようにと書いてある。
五月は防空壕の中で悪戦苦闘しながら、夢中でキリンを作り始める。
やがて五月とお祖母ちゃんの苦悩と葛藤が浮かび上がる。
「約束のキリン」が完成したら、何かが変わる!?
「約束のキリン」が完成したら、私も変わる!?
夢と希望とロマン溢れるファンタジックストーリー