トムプロジェクト

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南阿佐ヶ谷の母


【作・演出】水谷龍二
【出演者】木の実ナナ 宇梶剛士 真山章志 李丹 大鶴美仁音 カゴシマジロー

2015年11月3日(火祝)~11月10日(火)
紀伊國屋ホール


「占い師とは人を幸せに導く職業」
この道50年の占い師、新宿の母の言葉である。
「作家とは人の不幸せをネタにする職業」
この道40年の、喜劇作家の言葉である。

阿佐ヶ谷駅の南口で占い師を始めて6年の渡部スエ子とそれを取り巻く男と女。
占い師を演じるのは、数々の舞台で多くの観客を魅了し続けるベテラン女優・木の実ナナ。
そして、常に圧倒的な存在感を発揮する宇梶剛士をはじめ、個性豊かな俳優陣による
せつない喜劇!

【あらすじ】
占い師・渡部スエ子はまだまだ本物とは程遠い。
もちろんまだ「南阿佐ヶ谷の母」とはよばれていない。
自由気ままを信条に生きている。
いや、ただ身勝手なだけともいわれる彼女は、ふらっと旅に出て一か月帰ってこないこともざらである。
今回はインドに行ったきり音信不通になっていた。
スエ子と腐れ縁のちゃんこ料理屋の店主・松浦栄五郎は彼女のことを案じていた。
どうやら恋心を抱いているみたいだ。
チャイナバーの妖艶な女に迫られても、気持ちは一切ぶれない男である。
そんなある日、いるはずもないスエ子の息子だと名乗る男が現れて......。