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【第99回】
ギリヤーク尼崎。この人もう半世紀ばかり大道芸やっとります。久しぶりに観たんだが、さすがに年を取りましたな!と思うと同時に、いまだ街頭で踊り続けているエネルギーに只々関心しやした。40年前に歌舞伎町のいかがわしい劇場で見た土方巽は舞踏の神と崇められ、横浜のスタジオで見学した大野一雄は芸術家として脚光を浴び、一糸纏わずの裸体に、猥褻罪というシロモノからオチンチンに包帯を巻きつけダンスをしていた田中眠は俳優となったのに…ギリヤーク尼崎は今日も街頭で舞っとりやした。
そう言えば、おいらも30年前スペイン各地で東洋の神秘なる?いかがわしい踊りをしながら投げ銭もらって暮らしておりました。なんと初踊りがマドリッドのマジョール広場なんです。あの由緒ある広場でなんてことを!今も反省するどころか誇りに思っとります。
それから31年おいらは芝居創っとります…人生色々…いろんな生き方があるからオモシロイ!
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