【第466回】
ここのところ、遠方に芝居を観に行く日々が続いている。埼玉県に与野本町ある彩の国さいたま芸術劇場で「ヘンリー四世」、横浜市にある神奈川芸術劇場で「耳なし芳一」。前者は蜷川幸雄さん、後者は宮本亜門さんが芸術監督をやっている。自治体が芸術に理解と必要性を感じ、立派な劇場を建て優れた舞台を上演するなんてことはごく自然な感じがするのだが、我が故郷「博多」なんぞは、未だ劇場も建設せずアートに無関心状態と云わざるを得ないかもね…おいらも何度か、市長殿に直談判したこともあるのだが、前市長「そげなこと出来るとよかね…」なんて呑気なことをのたまっていました。いやいや市長の一言で事が運ぶほど甘くはないと思うのだが、そろそろ「やらんといかんばい!」
子供の頃からアートに親しんでいると世の中は、少しはましになると思いますよ…埼玉、神奈川両自治体の強力なバックアップで両芸術監督、思い切り舞台でしか出来ない事を観客に提供していました。少々貧しくとも、いい舞台、音楽、絵画、文学に触れますと心は浮き浮き、お金持ちになったような気がするもんです。
ハカタがバカダと言われないように、急がないかんですばい!
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