【第531回】
先週の週末、金曜日からなんと4本の芝居観ちゃいました。金曜日は劇団桟敷童子の「紅小僧」いつものながら、劇団員の芝居に向かう姿勢に心打たれます。土曜日はマチネーに流山児事務所の「無頼漢」(中津留章仁脚本)ソワレにはゼロプロジェクトの「リズミックタウン」(下條アトム出演)日曜日は演劇実践集団デスペラーズの「新・藪の中」(冨樫真出演)。要は、繋がりがある人の芝居を観てるんですね…今回の観劇ツアーの白眉は、新国立劇場小劇場で観た「リズミックタウン」での出来事でございます。おいらの席の前につるんつるんの頭のお客様が座ったのはいいのだが、開演前から照明の明かりを受け、煌々と輝いているのでございます。まぶしくて目が開けられていないくらい(いやいや、オーバーではございませんことよ!)いよいよ芝居が始まり暗転。気のせいだろうか?つるんつるんの頭の余韻で、そのお客さんのところだけが、微かな残照が…芝居が始まっても、照明の加減で激しく発光、どうにも芝居に集中できません。それどころか、強く明るい明かりを受けたつるりんこの頭にうっすらと汗が滲んでるではありませんか…おいらは芝居を観ているのか?つるりんこドラマに観入ってるのか?…芝居の開演前に必ず、携帯電話、写真撮影、ビデオ撮影の禁止事項を言うじゃありませんか…これからは、「照明の明かりを強く受ける頭をお持ちの方は、必ず被り物をお願いいたします!」の文言も付け加えて欲しいものです。
ところで肝心の芝居の感想は?トム所属の下條アトムさん、冨樫真さん、とっても良かったですよ!
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