【第555回】
百田尚樹の「永遠の〇」、本は売れるし、映画はヒットするし、その勢いに乗じて彼の発言が物議を醸している。おいらも「永遠の〇」を読んだときは芝居にしても良いんじゃないかな?と思ったのだが、日本の戦争に関する一連の発言を聞くに付け、こいつはヤバイ!と逆に冷めてしまいました。おいらは左翼でも右翼でもないが、平和主義者だから、少しでも戦争への道に進めようとする勢力が現われると嫌悪感を抱き、その勢力の増長に危機感を感じます。それにしても、いまの政権が選んだNHKの経営委員はなんですか!百田の坊主にしろ、長谷川のおばさん…新右翼の野村秀介氏とは、ゴールデン街の飲み屋で何度か同席し話もしたことはあるのだが、あんな死に方はないんじゃないの?と言う疑問を持っています。そんな人を立場も考えず礼賛するなんてありえない…なんだか世の中、きな臭くなってます。でも、人のため世のためにこつこつと地道な活動をしている人達が居る限り大丈夫です。日々の新聞の片隅に掲載されるそんな人達の記事を読むと、おいらも、しゃきっと生きなきゃと思います。でも、あの作曲家の例もあります。マスコミも便乗し現代のベートーベンに仕立て上げてしまいました。新聞も、捏造部分を見抜くぐらいの想像力を駆使して読まねばなりませんな…油断も隙も無い時代でごわす。
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