バックナンバー第591回

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【第591回】


今年初めて西武球場に行ってきました。今年のライオンズは弱小球団になってしまいました。お金がない会社の支援体制は悪いし、指揮官のあまりにも独善的な指導方針に選手がついて行けずまとまりのないチームになってしまいました。でもファンってありがたいですね!こんなチーム状態にかかわらず都心からかなり離れた所沢まで駆けつけてくれるんですね。まさしく、お客様は神様です!そんなファンのためにも選手は、たとえ負けてもいいプレーをせんといけませんばい!この日はライオンズ粘って勝ちました。後ろに座っていたおいらと同年配のおっちゃん、おばちゃんも大喜びしとりました…試合中、西鉄ライオンズの稲尾、中西、豊田、高倉の名前を出して盛り上がってたときは、思わずおいらも一緒に語らせてもらいたかったんだが、緊迫したゲームなので試合に集中しとりました。試合後、おっちゃんと勝利の握手をしたのだが、おっちゃん、まるで子供のように顔をくしゃくしゃにして喜んでおりました。
週末は2本の芝居を鑑賞。1本目は劇団チョコレートケーキの「サラエヴォの黒い手」。若き演劇人たちが、今から100年前に第一次世界大戦の引き金となったオーストリア帝位継承者暗殺事件を題材に選び、この困難な時代に果敢に挑戦する姿勢に拍手を送りたい。劇団名と硬派な劇風のアンバランスさが面白かですばい。2本目はトム・プロジェクトの再々演になる「かもめ来るころ」の公開舞台稽古。本公演とは違って埼玉県志木市でやりました。地味な公演ながら、当日券を買い求めてたくさんの人たちが来てくれました。反戦、反原発、環境問題、普通の人たちの草の根の闘い。この芝居も、大上段に拳を振り上げるのではなく、市民目線で世の中の矛盾に立ち向かっていく姿が清々しい。今週からは千葉の演劇鑑賞会の人たち(5000人)が観てくれます。芝居の持つ底チカラが多くに人たちの心を捕らえることを願っています。

 




フレーフレーライオンズ

 

2014/6/16  岡田潔