バックナンバー第698回

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【第698回】

プロ野球交流戦も後半に入りました…おいらは普段はパリーグTVで観ているのだが、セリーグ主催は放映されないので、お待ちかねラジオの出番である。ラジオの野球中継は少々うるさいがなかなかの優れものである。アナウンサーの実況中継からグランドに思いをはせ、選手の一投一打を想像する楽しみは、手に汗を握るスリリングな時間である。
ラジオといえば小学生の頃、昭和33年の西鉄ライオンズ対読売ジャイアンツの日本シリーズ第五戦で授業中にゲルマニュームラジオを盗み聴きしている際、ライオンズが9回ツーアウトからいぶし銀の関口選手が同点打をかっ飛ばすと同時に絶叫し、先生の逆鱗に触れ廊下に二時間立たされた思い出がある。でも、この日鉄腕稲尾投手がサヨナラホームランを放ち勝利したので廊下の立ちんぼも苦にならんかったばい…先生だってライオンズのファンだったので本当は嬉しかったに違いなかですばい。ラジオから流れる声と平和台球場が、おいらの想像力で筋書きのないドラマを紡ぎだし展開していく様はワクワクドキドキ、少年が前を向いて生きるに十分すぎるくらいのモチベーションであった。
それにしても、ライオンズの19歳高卒2年目の森選手は魅せてくれますね。あのバットスイング観てるだけで十分銭とれまっせ!銭とれる選手が少なくなったプロ野球の世界で貴重な選手でございます。南海ホークスの監督であった鶴岡一人監督の名言「グランドにはゼニが落ちている…」今の人工芝には似合わないが、確かに銭を手にするにはグランドで人の何倍練習するしかありませんな…森選手、先日の中日戦で不慣れな外野守備でエラーした後、悔しくて試合後何度も何度も素振りをしたそうな…天才とは努力のことですな。

 




仲良くお昼寝

 

2015/6/5  岡田潔