【第130回】
風間杜夫一人芝居「カラオケマン」ハンガリー、ルーマニアに行ってまいりました。4月1日〜13日、短いようで長い旅でございました。ドナウ川を持つ両国、美しい街美しい女性が売りですね。ブダペストなんてところはドナウの真珠、薔薇なんて言われるところですからね。そりゃまあ美しい!でも一つ気になることがありました、やはり共産主義の名残でございましょうか?サービス精神が行き届いておりまっせん!ホテル、お店の皆さん、人生は笑顔、感謝でござりますよ!そうすると真珠がダイヤモンドに薔薇が向日葵に…いや真珠、薔薇でいいのかな…おいらを観光大臣に任命してくれたら変わりますよ。と思いつつ、何かしっとりしてる感じも捨てがたい。
芝居はとっても評判良かったですよ。ルーマニアではスタンディング・オーベンション。ハンガリーの人達もじっくりと味わい深く観てました。両国とも95%の観客が地元の人。
風間杜夫の芸が東欧の人達の心にじんわりと沁みていく感じですかね…最後の駅のベンチで亡き母を想うシーン、この「カラオケマン」今まで250ステージやってるんですが、僕が観た中でもベストスリーに入るくらいの芝居でしたね。ぐっと悲しみを抑えた風間杜夫の、いや本人の実人生から、この世のあらゆる男たちが母を想う気持ちに昇華させる風間杜夫の表現力に異国の人達も酔いしれていたと想いますよ。
とにもかくにも、まだ秘蔵のエピソード、アクシデントはありましたが、そこんところは又の機会に…写真でも観ながら、しばし楽しんでください。
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