バックナンバー第485回

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【第485回】


新宿西口小田急前に、今日も○○協会のおばさん達が一生懸命に布教活動している。一人のおばさんが、おいらに話しかけてきた。
「僕は、その教祖さん嫌いです!」
「本読んだことあるんですか?知らないで言ってるんじゃありませんか…」
「何言ってるのよ…本読んだこともあるし、宗教集団が嫌なんです。集団見合いなんて…」
「私は韓国人ですが、集団見合いで幸せな結婚が出来、子供まで授かりました…」
「それは結構なことですが、洗脳されてるんじゃないの?」
「いや、そんなことはありません!私の父も戦前、日本軍から酷い扱いを受け日本を憎んでいたのですが、協会に入り日本の国を見直しました…」
「…とにかく、僕は宗教集団自体に興味はないし、自分は自分で守るしかないし、もちろんあなた方が言ってる平和、幸せについても僕なりに考え実行してますよ。」
「神霊の存在はご存じですか?」
「そもそも、そんな話から入るところが僕は嫌なんだよ…」
40才手前のおばさんと、60才前後の二人のおばさんの瞳は綺麗でした。一生懸命においらに対して○○教会の教祖様の素晴らしさを訴えてくるのだが…
「とにかく幸せになって下さいね!そして呉々も洗脳されないように…」
と言うしかない。
人は独りでは生きてはいけないが、おいらはこの年まで集団、運動なるものに、いつも距離を置いてきた気がする。政治、宗教、組合等々、肥大化すればするほど腐敗し、権力闘争が起き、果ては権力者崇拝が始まる。
やはり最後は、自己責任ってやつで死の間際まで楽しみ闘いたいですな…

 




一息

 

2013/6/27  岡田潔