【第632回】
新宿はゲリラの街だ…お巡りさんの目をかいくぐって、おっさんが物騒なポスターを街路樹にくくりつけていく。渡辺文樹監督の「天皇伝説」。確か、仙台市で上映拒否になった映画だ。勿論、言論自由な国だから、法に触れない限り、どんな過激な映画を作っても大丈夫なんだが、まさに命がけの映画制作、上映ですな。平和惚けしたニッポン国にきつい一撃を!そんな人が出て来れるのも自由、平和な証拠であるのだが、本当に自由、平和、幸せなのかな?この辺のところは、今一度、おのおのが持てる能力を駆使して検証してみる必要がありますな…受験勉強ひとつとっても、なんで学校行って又予備校に行かなならんの?こんな窮屈なシステムを作って、何が自由、幸せなの?と言いたい。学校に受かるためのスキルばっかりマスターして、いざ学校出ても使い物にならない若者仰山生み出してどないするんや文科省。原発事故の諸々が未解決なのに、ある特定の人たちを潤わすために再稼働を促す、国交省、経産省。なにせ、この国、東大閥が脈々と続く官僚国家のために、にっちもさっちも行きませんことよ。と、ぼやいていても前に進みません。ここは内なる冒険心に火をつけて、過激に楽しく、かつのんびりと、楽しき人生を過ごすしかありませんな。なんと申しましても、一度きりの人生ですからね。
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