トムプロジェクト

2016/06/22
【第832回】

先日、1978年から年頃の娘さんたちを連れ各地を転々とし、79年に福岡に拠点を構えた「イエスの方舟」を扱った芝居を観てきた。千石イエスよ、娘を返せ!と大いにマスコミを賑わせた事件だ。宗教ってなんだろう?新興宗教もたくさん出現したのだが、その要因は家族という共同体の崩壊。戦後第一の共同体である家族を捨て、第二の共同体である企業を信仰してきたのであるが、その企業の発展も個人や家族の犠牲の上に成り立ってることに人々は気付きはじめ宙吊り状態になったところを、すかさず心という抽象的なものを餌として新たな共同体を提案した次第である。新興世俗宗教の集会は派手である...代表者が壇上で檄を飛ばし、華やかな曲を流し、集まった信者を一気に取り込む、企業では物を売り込むことが拡大拡張であるのだが、宗教は形のない心を手を変え品を変え売り込むのである。この新しい手法は、企業と家族の間で宙づり状態になった市井の人達のとの都合の良い受け皿だったのかもしれませんな...大体において共同体なるものが幻想であり、権力者が権力を手にしたいがための容器であり、人の弱みに付け込んで容器に一人二人と押し込め洗脳していくのであります。その点、冒頭のイエスの方舟の教祖千石剛賢氏は、家族崩壊した女性の良き相談者として慕われ富を築くこともなく、皆で細々とアルバイトしながら共同生活した愛らしい集団でございます。九州博多中洲で営業している「シオンの娘」に、おいらは何度か行ったのだが、それはそれは素敵なお店でした。カウンターの足元にある足裏マッサージ機器には驚いたなもし...お酒を飲ましながら健康にも気を使ってる店なんぞありませんがな。

おいらの宗教観は、神羅万象すべてが神であり、行きつくところ己の中に唯一神が宿っているんじゃありません...困った時の神だのみにすがってると洗脳されちゃいますぞなもし?

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水無月の神さん

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