トムプロジェクト

2015/10/26
【第745回】

10月24日、25日沖縄で「南阿佐ヶ谷の母」無事に公演を終えることが出来ました。沖縄のお客さんの温かい応援と、スタッフ、キャストの見事な連係プレーで、いい芝居に仕上がったと思います、それにしても沖縄の空と海は果てしなく青い。その青さの中で多くの米軍基地を持つ沖縄。読谷でタクシーに乗車したときに「こんな素敵な一等地の殆どが米軍基地で占められてますね...」思わずおいらが発した言葉に年老いた現地の運転手さんが「すみませんね...」まるで申し訳なさそうに答える言葉に、この沖縄が長年に渉る受難の歴史の重みを感じました。公演地である読谷は、米軍が攻め込んできた海岸であり、今でも反撃した日本軍の壕が残っていました。綺麗な海を眺めながらお喋りに講じているお年寄りの表情は、一見穏やかではあるのだが...この綺麗な空と海は、沖縄の人達の無垢なる霊魂の願いを表してるに違いない。

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読谷の海と空

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