トムプロジェクト

2016/11/28
【第895回】

我が故郷博多でまたもや陥没...ありゃ、ここは嘗て少年時代過ごしたとこじゃなかですか。新聞に載っとりました。末広通り、明治町通り、人参通り、懐かしか...つい最近までは、博多区博多駅前3丁目なんとかかんとかって味も素っ気もない町名だったんですが、いつの間にか昔の町名が通り名として復活しとりました。その途端に陥没騒ぎが発生し、あちゃ昔の末広町の住民が異議申し立てをしとるんじゃなかろうかと心配しとります。何の異議申し立てじゃろうか?おいらが思うには、あまりにも進化し発展する都市の狂躁に「もうちょつと静かにしてくれんね...」って言うとる気がしますばい。おいらも先日、この辺りをブラキヨシしたんだが、そりゃ昔の面影がないどころか、全く別物の新開地になっとりました。地元の人間と旅行者が楽しそうに博多駅周辺を楽しそうに散策し、それはそれでいいんだが...物も金もない時代で肌擦り合わせて必死に生きてた人間にとっては、肌擦り合わせて生じる人として熱さ、温かさが無くなってきてることに地底から苦言を呈したのではなかろうかと思っとりますばい。戦後の厳しいご時世と現在を比較するのも時代錯誤だとは思いますが、どうか地の底に眠っている有象無象の魂の叫びにも少しは耳を傾けてくれてもよかろうもん...と思います。無視すると、又、腹かいて地底から突き上げくらいますけん、よーく考えてくださいな博多の皆の衆。

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博多駅前陥没現場

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