【第293回】
「あとは野となれ山となれ」東京公演、無事千秋楽を迎えることが出来ました。皆さん大変喜んでおられました。大変ありがたいことでございます…この世知辛い世の中で、ぽお〜っと灯りをともしてくれる作品だったからでしょう。ささやかな日常に人の温もりほど大切なモノはないでしょう。それは戯曲の言葉にも、三人の役者の中に流れていたからこそ、お客さんたちに伝わったんですね。それほど舞台は正直です…無いものは無いんです…これは演技以前、役者さんの生き方に関わることでございます。役者である前に人間であることの大切さ!善人、悪人という倫理感を超えた人間の魅力かな…この役者道、なかなか深いものがございます。明日から地方公演が始まります。お近くの方、是非ご覧になってあそばせ…よっしゃ頑張ろう!なんて気分になりますよ…
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