バックナンバー第62回

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梅雨空のある日、新宿南口、ドトールコーヒー店の張り出しテントの上に、たくさんの人達の視線が注がれている。なんだろうと思い目をやると、張り出しテントの上で三羽のカラスが弱った鳩を攻撃中…鋭いくちばしで肉をついばむ様は、眼に余るものがあるのだが、これも自然界のサバイバル…皆の視線に気づいたのか店員が箒で下から突くと、カラスは逃げ去り、瀕死の鳩は道路に投げ出され、必死に羽をバタつかせ飛ぼうとするのだが飛ぶことが出来ない。見物していた人も「可哀相…」といいつつなす術が無い。そのとき、一人の女性が瀕死の鳩に近づき介抱し、近くの店からダンボールを持ち出し箱に入れ、店に持って行った…多分動物病院にでも行くのではなかろうか?
こんな意外なドラマに遭遇したときに、人はさまざまの思いと行動をするに違いない。 7月22日から上演する「ダモイ〜収容所から来た遺書〜」は、シベリアという過酷な状況の中で思考し行動した人達の話です。アナタもこの芝居を観て、すぐさまアクション!
  ところで話題の「カラフト伯父さん」残すところ滋賀県の八日市だけとなりました。皆さん大いに笑い、泣きました。早くも再来年、再演決定!いい芝居に仕上がると嬉しいね!怒涛のように打ち続ける芝居の連打!嗚呼スペインが恋しいな〜

  2005/7/6  岡田潔