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はや2月です。いやはや、大変な新年でした。前回、膝のアクシデントにも関わらず、やりまっせ!と威勢のいい掛け声とともに膝は悪化の道を辿り、1月12日入院、13日手術までしてしまいました。右膝半月板損傷だって…手術なんて21歳の時に盲腸を取った以来38年振りだ!前日の21時以降、飲み物食べ物一切禁止。消灯21時。横になり白い天井のシミを数を数えていたなんてこともなかったし、自分の部屋の蛍光灯点けてリリーフランキーの「東京タワー」読み耽っていました。勿論、喉が渇いて水を飲んでしまいました。まさにイケナイ患者。でも、さすがに手術当日は不安がちらり。美人の看護師さんが血圧測り「あら!血圧高いですよ…不安なのかな?」可愛い顔して憎たらしいこと言うじゃありませんか!この手の職業の人、こうやって患者の人達からかって?いや励ます意味なのかもね?いよいよ手術開始!下半身麻酔のなか、痛くも何ともないのだが、執刀医以下、立会いの看護師さんたちの会話が緊張感に欠ける。「昨日飲みに行った処の魚が美味しかったわ…」「あそこは、板さんが築地まで買出しに行ってるんだって…」おいおい!魚よりオイラの膝に集中しろよ!と思ったのだが…これは、オイラの緊張を和らげる為の小芝居なのかもしれない?だとすれば、なかなかの演技。早速、盗まなきゃ…と思ってるうちに終了。その日はベッドに横になり、腕の血管に注ぎ込まれる点滴の緩やかな速度を感じながら眠りに着く。翌日、美人の看護師が「どうですか?良く眠れましたか…じゃあ小水の管、抜きますから!」と言ってオイラの下半身をいきなりまさぐり「少し、痛いかも知れませんよ?」と言いながら。オイラのオチンチンの尿道に差し込んだ管を抜き取るではありませんか…いや、麻酔は切れているので痛かった!そして少し恥ずかしかった…おいおい、いい年こいて何言ってやがんだ!と言われるのは分かりますが、こんな気持ちを忘れていないオイラにちょぴり感動。とかなんとか、結構楽しみながら6日間の入院生活を終えたのはいいのだが、初めての松葉杖生活。この松葉杖なんとなく自分自身が情けなくなるのがいかんな…だって目線はどうしても下、邪魔にならないように歩いていると、逆によそ様に気を遣って頂き申し訳ない気がしてしまう。勿論、松葉杖で飲み屋に行く気にもならない。だとすれば、いかにも病人らしく振舞って哀れみを乞う…楽しみ方もあるんじゃない!と実行したところ「岡田さん、入院して灰汁が取れてスッキリ、ハッキリしたいい顔になったじゃない!」と風間杜夫氏に言われてしまう始末。いつまでも膝に拘わってる場合じゃありません。明日から「夫婦犯罪」の始まりです。芝居が面白きゃ身も心もスッキリ、ハッキリすること間違いなし!芝居小屋の神様が一番の良薬かもね?期待してまっせ! |