2016/04/04
【第802回】
昨日は偶然にも、これからの世界のあり方を指し示す2人の人物を、夜のテレビで拝見しました。最初の人はウルグアイ第40代大統領ムヒカさん。軍事政権下にあっては左翼ゲリラとして13年間の刑務所暮らし、大統領になっての月額報酬(約115万円)の9割近くを社会福祉関係に寄付、自分の個人資産は18万のおんぼろ車のみ。豪華な大統領公邸に住まず奥さん所有の農場で畑仕事と養鶏でのんびり暮らす、世界でもっとも貧しい大統領として知られています。彼が2012年にブラジルのリオジャネイロの国際会議で演説した言葉こそ、これからの世界のヒントになることは間違いないです。
私たちは発展するために生まれてきているわけではありません。幸せになるためにこの地球にやってきたのです。人生は短いし、すぐ目の前を過ぎてしまいます。命よりも高価なものは存在しません。
お金があまりに好きな人たちには、政治の世界から出て行ってもらう必要があるのです。彼らは政治の世界では危険です。お金が大好きな人は、ビジネスや商売のために身を捧げ、富を増やそうとするものです。しかし政治とは、すべての人の幸福を求める闘いなのです
その後に見た節電女子、アフロヘアーの稲垣えみ子さんも素敵だったな。この人は朝日新聞のコラムで、おもろいおばちゃんやなと思っていました。お堅い朝日新聞で大丈夫かいなと心配してたのですが、案の定28年間勤めた新聞社をさっさと辞め、冷蔵庫無し、洗濯機無し、月額¥200ほどの電気代で暮らしている。彼女がこの生活を決心したきっかけは2011年の東日本大震災だそうだ。51才独身、自分の哲学を実践している彼女は生き活きしている...彼女が最後に発したメッセージ、皆さん本当に幸せですか?
おいらは何度でも言いたい!どうせ死んじゃう人生、悔いなく生きなきゃもったいなかですばい...皆の衆、今、本当に幸せですか?
ムヒカさん
稲垣えみ子さん