トムプロジェクト

2017/06/07
【第961回】

鰻食べたか~...とは言っても、今や鰻丼、鰻重、鰻の白焼きなどなど簡単に手を出せる食べ物ではなくなってしまいました。お店では無理だから、スーパー行って家で食しようにもやせ衰えた鰻一枚¥1500から¥2000しますがな。大家族だったら¥10000の買い物にもなってしまいます...こりゃ安い!よくよく見ると中国、台湾産。こりゃ、恐いですがな...養殖の生け簀のなかの稚魚の発育を促すために、大量の薬を投入する映像見てびっくり仰天いたしました。売らんがために食品管理が徹底していない大国中国の食文化の危うさを目の当たりにした次第です。でも、スーパーで大量に出回ってるのは、そんな危険性よりも、なんとしても鰻を食べたい!という日本人の切なる願いなんでしょうな...

おいら子供の頃、博多の築港でバケツ一杯になるくらい鰻を良く捕りにいったもんです。それこそ、うじゃうじゃ、にょろにょろ泳いでおりました。家に持って帰ると、父ちゃんが上手く捌いて七輪で焼いて思い残すことなく食べたもんでございます。そのときだけは、一家何事の不満を漏らすことなく平和なひとときでありました。博多の繁華街中洲の屋台の側では、鰻釣りの店もあり夕涼みがてら遊び半分で、釣り竿の先の糸に付けた針と鰻との格闘で釣り上げ、その場でおばちゃんが調理しきらめく夜景を見ながら蒲焼きを食べた事もありました。

鰻といえば、日本プロ野球におけるシーズン歴代最多安打記録の保持者でもある西武ライオンズの秋山祥吾選手。ウナギ顔で愛称になってます。幼い頃父親を亡くし母子家庭で育ったため、毎年、母子家庭の子どもたちを球場に招待している人間味溢れたプレーヤーです。

絶滅種に指定されたウナギちゃん...大切に感謝しながら味わいましょうね皆の衆。

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博多名代吉塚うなぎの鰻重

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