トムプロジェクト

2017/07/07
【第973回】

今週久しぶりに東京ドームに行って来ました...ジャイアンツではありませんことよ。日本ハムファイターズ主催でライオンズを相手にした試合です。前日に、やっとこさ6連敗を免れる勝利の余勢を駆ってドームに乗り込んだ次第です。おいら、何度も書きましたが野球は野外スポーツだと今でも頑なに思っています。青空に、夜空に向かって白球が弧を描いてスタンドに飛び込むホームランを、少年時代博多の平和台球場で何度も目にしたあの光景を忘れることはありまっせん。それなのになんですか、この東京ドーム完全密閉状態で空調設備万全の人工ドームでございます、入り口も一人一人回転扉をくぐり外気を一切シャットアウトしております。試合終了後は渋滞していて、勝ったから気分良いものの、試合に負けてたら暴動起きるんじゃないかしら?なんて心配しちゃいました。こんな球場を本拠地にしている讀賣巨人軍可哀想になっちゃいました。広島カープを見てみんさい!暑い日差しの中、汗を掻きながらプレーしてきた結果が今の強さに繋がっているんじゃないかしら...
我がライオンズの本拠地は、かろうじてドームとスタンドの間をオープンにして緑を目にすることが出来るので、まだましかなってところです。なんでんかんでん科学の力を借りて便利にすればいいってことじゃありませんよ。そんな時代にマッチするプロ野球選手が増えてるのも確かです。全体的に小ぶりになっちゃいましたね、線が細いってことですね...あの野武士軍団西鉄ライオンズの荒法師を彷彿とさせる選手が少なくなってきたことは事実です。野球も興行のひとつです...見る者の想像を超え、日常を忘れさせてくれる夢を与えてくれる選手の出現を待っているのがファンの願いではなかろうか...その点、この日登場した日ハムの大谷翔平選手は久々に現れた夢のプロ野球選手の一人です。まだ23歳、とてつもない可能性と、何かをやってくれるのではないかという期待を感じさせる、まさしくスターです。表情も爽やかで敵味方なく好感度ナンバーワンの若者ですよね。
さてさて、この日の試合は勝ちました。でもまだまだ、辻新監督になった今年のライオンズ試行錯誤の日々だと思います。何せ昨年までは、何が起ころうとも微動だに動かないお地蔵監督でしたからね...何とか3位までにはなってちょうだいな。

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東京ドーム三塁内野席より

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大谷翔平

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