トムプロジェクト

2017/11/13
【第1022回】

「東おんなに京おんな」の東京公演、昨日無事に池袋東京芸術劇場シアターウエストで終えることができました...短い公演でしたが岡本麗さん、鶴田真由さんの二人のバトルとっても見ごたえがありました。1時間40分喋りっぱなしの舞台なので、おいらもハラハラドキドキ、台詞忘れて頭が真っ白状態に陥った経験はおいらにもあるので尚更のことでございます。共演者が他に居れば助け船もできようが、何せ二人きり。しばしお見合いシーンになりお客もぽっかりと穴が開いた空間が劇場にでき上ってしまう恐怖に付きまとわれながら客席にいるおいらは心臓がどっきんどっきん...身体にとっても悪いですが、舞台という戦場で台詞を速射砲のようにたたきつけながら奮闘している女優さんのことを思えば...それにしても二人の女優さん、とってもチャーミングでございます。なにも女優さんだけではありませんことよ、女性はチャーミングじゃないと、この世の中うまく回っていかないような気がします。特に最近の殺伐とした世の中を救えるのは笑顔であり、人の心を惹きつける心のありよう...そんな魅力を満載した二人の登場人物を台本に仕上げた作家・ひょうたさんは本当に不思議で素朴な人です。初日には奈良県吉野郡から来ていただきました。結婚経験もなく演劇体験もなく、ただただひょうたさんの想像、空想から生み出されたドラマ、下手に経験してる人よりもはるかに女性の心理、心情を細やかに描いております。初日終演後に一杯やりながら話をしても偉ぶることなく、いつものように飄々としておりました。

劇場を出ると、公園で何人かの大道芸人が道行く人達を楽しませていました。子供連れの親子、若いカップルなどなど笑顔で満ち溢れた景色がある限り未来はまだまだ大丈夫かな...

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芸あるところに笑顔あり

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