トムプロジェクト

2018/12/05
【第1166回】

昨日は、今年の春上演した「Sing a Song」の役者さんたちと、渋谷のスペインレストラン「ラ・プラーヤ」(スペイン語で浜辺、海岸)で食事会をしました。この店のオーナーの徹さんとは35年前スペインで知り合いました。おいらが住んでたアンダルシア地方のサロブレーニャという小さな村に旅人徹さんが現れました。観光地ではないこの村には日本人なんかは来るはずがありませんが、来たんですから、おいらと同じ変人奇人だったのかもしれませんな。この村を大変気に入り、住みたいというのでアパートと仕事場紹介しました。岬に立つレストランでスペイン料理の腕を磨き、もちろん恋の味付けもなかなかのものでして...充実したスペイン生活を満喫したのち、東京に戻り新宿三丁目にスペインレストランをオープンしました。個性が強い彼のスペイン料理は、違いが判るお客のハートをたちまち鷲掴みにし、いま在る渋谷に移転して25年目を迎えるそうです。レトロな雰囲気の中、様々な書物を散りばめ隠れ家的なレストランに、これまた個性あふれる人たちが集まるそうです。天井が高いのが何よりも居心地を良くしてくれます。自作のオーディオを駆使しながらの音もなかなかよござんす。おいらも久しぶりだったので、徹ちゃんと懐かしいスペイン話で盛り上がりました。美味なるワインと生ハム、オムレツ、カジョス、パエリアなどなど、今宵も素敵な一夜でございました。

1166.jpg

パエリア鍋底のコゲがうまか!

<<次の記事 前の記事>>