トムプロジェクト

2020/05/22
【第1341回】

高校球児の無念の涙が印象的です...春も夏も甲子園を目指して3年間汗水垂らした結果がこれじゃ泣くにも泣けませんですわ。でもね、野球を通じて得たものは大きいと思いますよ。おいらも今から62年前、中学に入学と同時に、その当時博多のヒーローであった西鉄ライオンズの一員を目指すべく東住吉中学校の野球部に入部。但し、野球の練習なんかさせてもらえませんでした。グランドでの声かけと、グランド外に飛んでいったボール探しの日々でありました。ボールの行き先は近くに流れていた泥河。体中泥だらけになりながら必死こいて泥をさらいながらひたすらボールを探し続けました。泥水を見ながら、おいらはほんなごつライオンズの選手になれるんだろうか...やっと二年生になり、少しは野球の練習をさせてもらうようになったのだが、当時の監督がスーパースターであった新一年生(後にプロ野球選手になりました)に恒例のボール拾いをさせなかったことにおいらは激怒し野球の道を断念しました。この頃からどうやら理不尽なことには退かない性格になっちまったのかも知れませんな...でも、おいらのなかでは、あの日々の泥河と対峙のなかで培われたものこそが計り知れない財産になったと思っとります。

今回の中止、あなたたちのこれからの人生で大きな意味を持つと思いますよ。だって、人生何事においても無意味なことはありませんからね。今回の無念の選手の中からプロ野球のスーパースターが誕生するかも知れません...ファイト!

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探しものは何ですか?

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