トムプロジェクト

2018/08/27
【第1131回】

箱根、彫刻の森美術館に行ってきました...おいら昔から観光については、ちょいとへそ曲がりなところがありまして、誰しもが行く定番の人気スポットには足が遠のく性癖がありましてね。要するに写真、動画、雑誌で華々しく紹介され物見遊山的な人たちがあるところが苦手なんでございます。旅とは自分の感性を信じ、己でその土地と生活者の生の姿を五感で感じることだと思ってます。おいらの旅の記録はそうやってコツコツと蓄積され、人間形成の一助になっていると勝手に考えています。

今回の彫刻の森美術館はおいらの想像を超える素敵な場所でありました。自然の中に自己主張している作品が生き生きしているさまに爽快さを感じさせてくれました。ある意味では、箱根の自然の中であるからこそ作品としての存在感を示し得ているのではないか...この作品群を観ながら、改めて自然との調和こそがこれからの地球の未来の可能性が残されてるんではないか...少々、オーバーかも知れないが、そんなことをふと考えさせてくれる貴重な場所かも知れませんね。夏休みと言うこともあって子どもたちもたくさん来館し、抽象彫刻を不思議な顔をしながら眺めてました。室内でなく風の音、鳥の声、雲の流れ、箱根の山脈を眺めながら作品に対峙できることがなんと言っても素晴らしい。ほどほど歩いたところにピカソ館があるのもいいですな。冷房の効いたところでピカソの生涯変わらない愛、情熱、挑戦、遊び心の変遷を再認識。子供の想像力を喚起させる所かも知れませんね...

へそ曲がりも損することもありますよ...そんなことを気づかせてくれた一日でした。

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自然があってこそ...

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