トムプロジェクト

2019/10/21
【第1271回】

今日はやはりラグビーでしょう...日本チーム負けましたがよくぞやりましたね!誰もが夢を見させてもらったという感じです。最初は、異国の人がなんで日本チームの一員なのという疑問も抱いていたと思いますが、これぞ人類皆兄弟!政治の世界では不可能なことをいとも簡単に成就したという感じです。試合前に国歌が流れ「君が代」を共に口ずさむ姿に胸打たれるものがありました。日本選手の中には、対戦チームである南アフリカ出身の選手もいました。あんな激しい戦いをしながら、試合後に共に相手をたたえ合うノーサイドこそラグビーの本質です。おいらも高校の時ラグビーを少しかじり、そこからラグビーファンになりました。大学ラグビーの早明戦、そして日本選手権での釜石、神戸製鋼の強さ、野球のシーズンが終えるとラグビーに夢中になっていました。ラグビーの聖地秩父宮ラクビー場にも良く足を運びました。雨中の中、泥んこになりながら男たちが闘う姿に人生を感じたこともあります。15人が一つになって80分の時間、まさしく「ONE TEAM」。下手なドラマよりいろんなものが見えてくる面白さがありました。

30年前、新宿ゴールデン街の仲間から誘われラグーチームに参加し、久しぶりに楕円形のボールを手にして多摩川のグランドに立ちました。目まぐるしい試合展開の中、おいらにボールが回ってきました。チャンスとばかりおいらはトライを狙いゴールポストの下を狙い猛ダッシュ、あと少しというところでタックルされノーサイド。おいらの後ろの人にパスすればトライに結び付いたのに...この時、おいらはひとつの啓示を受けました。「俺がオレガノ我を捨てて、お蔭オカゲの下で暮らせ」この時の教訓が、今でもおいらの生きる指針になっとります。

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秋の気配

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