トムプロジェクト

2020/06/08
【第1348回】

週明けの東京は初夏の感じですが、来週から本格的な梅雨入りらしいです...家にいる時間が多いとついついテレビを観てしまいますね。昨日はYouTubeを覗いてみました。いやいや感動しましたな。81歳のJazz好きのおばあちゃんが、死ぬまでにJazz発祥の地アメリカニューオーリンズに行きたいということで孫と一緒に行く事になった。街を散策中に黒人のトロンボーン奏者と出会い、自分が出演している1750年に建てられたという老舗のプリザベーションホールにぜひ来てほしいと誘われるが、孫が発熱してしまい行けなくなる。旅行も終わりに近づき、おばあちゃんはどうしても行きたいということで誘われたホールに行く事となる。演奏中にリクエストを訊かれたのをきっかけに、このおばあちゃんがライブのセッションに加わることと相成る。おばあちゃんがやっていた楽器がなんとドラム、実は戦時中に亡くなった旦那さんとバンドを組んでたそうだ...ここからのおばあちゃんのドラム捌きに加え、若々しく楽しく嬉しそうな表情が実にいいのだ。曲はデューク・エリントンの名曲「A列車で行こう」81年間生きてきたおばあちゃんの大切な宝物が、この異国のあこがれの地で一気に昇華した感がある。ドラムの側には亡くなった旦那さんの遺影が見守っていた。そして共演者である年老いた黒人プレーヤーがこれまた実にいい!

宿に戻り、おばあちゃんが孫に語る言葉「これからは、あなたたちの時代なんだよ...」

人生初めての海外の旅で、こんなことが起こるなんて...諦めちゃならんのよ。思えば叶う!いや、「しあわせは いつもじぶんのこころが きめる」が相応しいかな。

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雨が待ち遠しい

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