トムプロジェクト

2020/10/16
【第1399回】

秋の夜長は良質な音楽と酒がベストかな...夜が更けて自宅でワイン飲みながら、心地良い音を耳にしながらのひとときは、コロナ禍のなかでは至福の時間です。勿論、ワインに限りません。辛口の日本酒、芋焼酎、ウイスキーなんかも音楽のジャンルによって選択すればよござんす。おいら最近は、jazz女性ボーカルを良く聴いてます。シャーリー・ホーン、エタ・ジョーンズ、ミリー・ヴァーノン、ダイアナ・クラールこの4人は最近の好みです。シャーリー・ホーンのシャンソンの名曲なんぞは絶品です。ちょっと鼻にかかったようなヴォーカルがスモーキーで若干ハスキーなエタ・ジョーズ、今は亡き作家向田邦子さんが"水羊羹を食べるときに一番合う"と言わしめたミリー・ヴァーノン、おいらはシェリー酒が似合う歌手だと思ってますが...なんともセクシーで大人の音楽を聴かせてくれるダイアナ・クラール、カナダ出身というところが伝統的なjazzシンガーとの違いを感じます。この魅力あふれる4人に共通してることが、歌い上げず語りかけてるところです。つい最近、日本の東宝ミュージカルの歴史を辿ってのコンサートを、日本の名だたるミュージカルスターが熱唱するシーンを観たのだが、確かにうまいです、いい声です...おいらにとっての歌は熱唱ではなく韻唱(言葉を大切にする韻を踏む歌唱法)かな...確かに歌は千差万別、人それぞれの環境によって受け取り方も様々だと思います。でも、こんな時代だからこそ言霊に寄り添った音楽を大切にしたいもんでございます。

今宵は、どのアルバムで何のお酒を飲もうかな...最近手に入れたソネングラス (ビン型 ソーラーライト)の灯りがまた一段といいんですね。ビンに詰め込んだドライフラワー、ビー玉が、昼間に溜め込んだ灯りに照らされ幻想的な時間を演出してくれます...

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酒の友

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