トムプロジェクト

2020/12/07
【第1420回】

先週の週末、劇団桟敷童子の今年初めての公演に行ってきました...今回の芝居は「花トナレ」いつもながらの東ワールド満載です。スカイツリーのすぐ近くにあるこの小屋は、鈴木興産という会社が持っていた倉庫の一部を劇場にしたものです。旧劇場から場所を移し、「すみだパークシアター倉(そう)」と改め、今回はこけら落とし公演というわけです。少し小ぶりになった分、この劇団の見せ場である大仕掛けも縮小せざるをえなかったかなと思いました。でも、劇団員全員による手作りの装置、衣装、小道具からこの劇団の心意気、芝居に対する真摯な愛を感じました。会場もコロナ対策として一席をあけての対応でした。これは制作する側にとっては経済的に大きな痛手です。生活を切り詰めながらも芝居に命を掛ける!なんだか、おいらの若い頃の小劇場命みたいな生き方を彷彿とさせる姿なんですが、器用に無難に生きる若者が多数を占める現代においては、とっても貴重な気がします。人生、出世、お金には代え難い大切なことがあるんでございますよ...

昨日は、関東大学ラグビー対抗戦の優勝を決める早稲田と明治の試合をテレビ観戦しました。おいらのスポーツ年間スケジュールは、野球が終わればラグビーに移行します。このラグビーという競技はなかなか味わい深いものがあります。基本は格闘技に近いものだと思うのだが、ゲームの展開は幾何学的な面白さを感じます。コロナの現況において、これほど3密な試合が開催されてるのも興味深い。試合は明治の総合力が勝り快勝。今年で96回目の対抗戦、100年近くライバルとして切磋琢磨してきた歴史が、この早明戦を年末の楽しみなイベントにしていると思います。

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夕暮れのスカイツリー

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