トムプロジェクト

2019/06/05
【第1225回】

いやはや日々、辛いニュースが流れています...東大卒業してエリート官僚まで勤め上げながら、人生の第4コーナーの終盤を歩み続けている最中に、我が息子を殺さなければならないなんて、こんな辛いことありません。40代のひきこもりが多いとのこと...1982年にパーソナルコンピュータが発売されたころに生まれた世代である。と言うことは、あらゆる情報が心身を蝕み始めた時代の子である。ある意味では被害者であるのかもしれない。お金のためならなんでもありの資本主義社会の行くつく先が、心身の破壊であるのは自明の理であるにもかかわらず人は目先の物量の欲に走り心を失ってしまう。

こんな事件が多発しているにもかかわらず、死ぬんだったら一人で死ね...なんて乱暴な言葉が飛び交い、この社会の闇を解明しようとしない刹那的な輩が居るのも嘆かわしい限りだ。殺された息子がゲームにしか拠り所を見いだせなかったことも、川崎で無差別殺人を犯した男の孤独感も、現代社会が生み出した病であることは間違いない。自然界の他の生き物のシンプルな親子の姿を見るにつけ、ニンゲンのなんともあさましい姿か。虐待、いじめ、ひきこもり、無差別殺人などなど...ニンゲンで生まれてきて良かったのかどうか?もっと他の生き物、自然に対し興味を持ち、思いを寄せないと癌が体中(地球)におよび、間違いなく死にいたる。ピコピコしてる場合じゃありませんことよ...

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政治で変わるのかしら?

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