トムプロジェクト

2020/11/09
【第1409回】

2回目のコロナウイルスPCR検査、キャスト・スタッフ全員陰性となり先週の金曜日、本格的に「砦」の公演をスタートしました。神奈川県相模原市にある相模原演劇鑑賞会さんに呼んで頂いた公演です。このコロナ禍のなか、会員さんも減少し全国の鑑賞会団体の皆さんも苦渋の思いをされていると思います。芝居が大好きなのに三蜜NGなんて言われたら演劇そのものが否定されてるようなもんでございます。次の土曜日にも、ふたくちつよしさんの作・演出の「霞はれたら」を東演パラータに行ったのだが、こちらは小劇場にも拘らず満杯のお客が入っており、嬉しいやら怖いやら複雑な心境でございました...こうやって少しずつ芝居の公演も増えつつあるのですが、またまた感染増加の報が出るたびに不安が過ってしまいます。こちらは万全の体制で予防に努めているのですが、お客様がより警戒し劇場に足を運ぶことに躊躇されるのが心配です。劇場でクラスター発生なんてことになったらそれこそ劇場の死に繋がりかねないかもしれません。

相模原の終演後、カーテンコールで多くの会員さんが「待ってました!」「ありがとう!」などなどお礼の手作りプラカードを掲げている様子が感動的でした。

芝居を待ってる人たちのためにも、改めてコロナごときで演劇の灯は消してはならないと思った次第でございます。

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青空と薔薇

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