2021/07/19
【第1506回】
いやいや週明けの今日の暑さは半端じゃありません...新宿の街をちょいと歩いただけで汗が滴り落ちるんで、新宿を網の目のように張り巡らしている地下道に逃げこもうとも思ったんだが、キンキㇻキンの太陽と青空キャンパスに描き出された雲の表情も捨てがたく地上歩行を選択しちゃいました。やっぱり旬の夏を感じてこその日本でございますね...
コロナ、オリンピックなんたらかんたら、なんともすっきりしない日々が続いていますが、こんな時に益田ミリさんの本なんか読むとほっこりとして嫌なことも忘れてしまいますよ。
大阪出身の52歳の女性作家のイラストと文章が実に心に染みるんですね。感動ではなく日々のしみじみとした哀歓がじわりじわりと疲れた神経を程よくマッサージしてくれる感覚かな。街のあちらこちらに見かける怪しいマッサージ屋さんよりも疲れたツボをやんわりとほぐしてくれますよ...あくまで女性の視点から観たエッセイであるのだが、男性のおいらも「そうそう...良くわかる」なんて思っちゃうんですから人間観察においては男も女も関係ありません。彼女の文章に連れ添っているイラストが又いいんだな...シンプルな線で描かれたヘタウマなイラストからも日常の情感が精一杯零れ落ちています。
嫌なことが、腹立つことが多い日々が続いてますが、何卒ほどほどのバランスを維持してくださいませ...血管ブチ切れたら終わりですからね。
週明けの空