トムプロジェクト

2019/04/22
【第1211回】

戦士の休息...今年は1月~3月まで三本の芝居が続きバタバタしていました。この4月なんとか一息ついたので温泉地に向かいました。関東近辺での名湯の一つ四万温泉に行ってきました。その中でも室町創業500年の老舗宿「四万たむら」は、まさしく温泉三昧。七つの湯を存分に堪能できます。温泉と言えば、やはり源泉かけ流しに尽きますな。源泉からこんこんとあふれ出すお湯を見ているだけで幸せを感じてしまいます。ふと、この貴重なお湯が出なくなってしまったらと想像しただけでゾッとはしますがな。四万の多くの人たちが生活の場を失い路頭に迷ってしまいます。そんなことを思いながら思わず湧き出る泉に手を合わせてしまいます。この旅館の売りは何といっても蒸風呂、地下から出る源泉からの蒸気を直に浴び汗がたらたらと落ち、鼻の粘膜、喉を心地よく潤してくれるんですから花粉の時期には最高の良薬。サウナと違って肌をしっとりと包んでくれる柔らかさがなんとも言えません。この後のビールがたまらんですばい...生きててよかった!こんなことあと何回繰り返しながらおいらは死んでいくんでしょうかね...世界あちこち周って、行きつくところは、やはり温泉大国ニッポンが最高だということです。地震と温泉は背中合わせですが、これも自然界もたらす掟です。優しさと厳しさ、この定めのなかでひとはどう生きていくか?なんだか温泉談義も哲学的になってしまいましたがな...さてと、週末から10連休、そして令和...どんな時代になるんでしょうかね?

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桃、桜、鯉のぼり

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